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あなたとHTB


このページは令和3年8月29日放送分から引用しています。

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森・佐藤両アナウンサー

佐藤良諭アナウンサー

おはようございます
「あなたとHTB」の時間です。
「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに
より良い番組作りと放送のあり方を目指す番組です。

森さやかアナウンサー

今回の審議対象番組は、今年6月と7月に開催した
第535回と536回の番組審議会で審議されました、
「FFFFF~1年目から大活躍!ルーキー伊藤大海の
ココがスゴイ!!~ 」と、
第90回テレビ朝日系列24社 放送番組審議会 委員代表者会議の
統一議題「ジェンダー平等のためにテレビのできること」です。

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FFFFF~1年目から大活躍!ルーキー伊藤大海のココがスゴイ!!~

森アナウンサー

5月16日に放送された 「1年目から大活躍!ルーキー伊藤大海のココがスゴイ!!」は、
4月28日のソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げ
シーズン序盤から大活躍の鹿部町出身ドラフト1位ルーキー
伊藤大海投手の特集です。
コーチやチームメート、そして高校時代の恩師の証言も交え
伊藤投手のスゴさを紐解きます

佐藤アナウンサー

この番組に、番組審議会委員から頂いたご意見の中から
まずは評価点をご紹介します

<評価点>
●内容的にはドキュメンタリーに近く
20分の放送時間があっという間に過ぎてしまうような
野球ファン以外にも十分楽しめる番組だった

●伊藤投手の魅力を多角的に紹介していて
ファンの高い関心に応えた企画だった
勝ち星にはなかなか恵まれないが
投手としての凄さはよく理解できた

●将来的にはアメリカのメジャーリーグに
行くのではないかと思わせる
夢のある未来図という番組構成が
20分という番組の中でメリハリをきかせて
興味が湧く内容だった

●23イニング連続三振の新人タイ記録について
三振の場面を23イニング分並べることで
見ていて「まだ続くのか」「どこまで続くのか」
という期待感が高まった
記録を物量感として表現できたのはわかりやすかった

●23イニング連続の奪三振は 場面の始めに
「奪」「三」「振」と一文字ずつ登場させるのも効果的だった

●三方向に曲がるスライダーなどの
伊藤投手の技術面の解説が
野球に詳しくない視聴者にもわかりやすかった

森アナウンサー

●それぞれの場面でデータが示されていたことも
伊藤投手の凄さを過大評価していないという
説得材料となっており 良かった

●栗山監督や厚澤コーチ チームメートなどの言葉から
伊藤投手の凄さを伝えられたことはとても良かった
「投げ所を間違えない」「人としても流されない」など
野球以外の世界にも通用する言葉が印象に残った

●上沢投手の「人に流されない ルーキーらしくない」
とのコメントには そこが彼の最大の魅力だと納得
この人を応援したいという気持ちにさせる番組だった

●最初に伊藤投手と挨拶した時の吉田投手の印象で
「こういう大人になりたい」と答えていたコメントは最高だった
コメントそのものもユーモアに溢れるものだったと思うが
どちらかと言えば 真面目なコメントが続く中で
差し込まれたポイントが絶妙だった

●20分という凝縮された放送時間の中で
クスっと笑えるチームメートからのエピソードなど
全体的に明るい内容で 元気をもらえ
今週も頑張ろうという気になると思う
野球ファンにはきっとたまらない番組だろう

佐藤アナウンサー

ここまで 委員から頂いた意見のうち
評価点をお伝えしてきました。
ここからは番組に対する要望点 改善点と提言をご紹介します。

<要望点 改善点>
▲駒大時代に何があったのかは
これまでも 今回もあまり触れられていない
せっかくの特集なのだが 
ここを明らかにすることは難しいのだろうか

▲駒大を1年で退学し苫小牧駒大に再入学したことが
紹介されていたが
番組を見ていても なぜ「4年後に間に合わない」
という思いに至ったのか
そして再入学先がなぜ苫小牧駒大だったのかがわからず
もう少し説明があった方が良かった

▲日ハムのチームメートらのインタビューは
20分足らずの番組なのに
同じ人が繰り返し出てきて 少しまとまりを欠いた印象だった
一人に一つのことをしっかりと語ってもらった方が
説得力があるように感じた

▲20分という短い時間で伝える難しさはあると思うが
視聴者としては 伊藤投手の言葉をもっと聞きたい
という思いがあり 少々物足りなさを感じた

▲「プロやきゅうせんしゅになる」という
伊藤少年の将来の夢が紹介されるが
もう一つ書かれていた夢 「大リーガーになる」も
番組の終盤で取り上げられなかったかと思う

森アナウンサー

▲CMに入る前に「清水が意外な一面を暴露!?」
という予告があったが
CM直後には 二人の指導者が描く「未来図」として
佐々木監督と厚澤投手コーチの応援メッセージが流れた

CM前の予告とCM直後の映像にギャップがあり
若干拍子抜けした

▲テロップが ポップさを狙ったのかな とは思うが
とても読みづらいフォントで 可愛らしさと言うより
オドロオドロしいような感じもした

▲見慣れないフォントの文字が読みにくく
しかも白で縁取りされていたが
後ろに映っている衣装と同じような色の文字で
とても見にくかった

≪提言≫
★特に若い選手たちがこの番組に
自分が取り上げてもらえることを目標に頑張り
プレイにさらにファイトを燃やせるように
なってくれたらと願う

★不調な時ほど盛り上がれる番組に
なっている必要があるのではないか
これまでとは違った野球の楽しみ方を
提案し続ける番組であってほしい
北海道の新しい野球文化を育む覚悟がほしい

佐藤アナウンサー

さて ここからは7月に開催された
第536回の番組審議会で審議されました
第90回 テレビ朝日系列24社 放送番組審議会 委員代表者会議の
模様を ご紹介します。

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森アナウンサー

会議の統一議題
「ジェンダー平等のためにテレビのできること」について、
番組審議会委員から頂いた様々なご意見です。

≪「報道ステーション」のWebCMについて≫
●「報道ステーション」のCMは ジェンダー平等云々よりも
何が言いたいのかが よくわからなかった
もっとストレートに伝わらないと
CMとしては意味がないのではないか

●ネットでの批判を受けてCMが削除されたことで
テレビ朝日のテレビ局としてのアイデンティティは
どうなっているのかという疑問を抱いた
テレビには ネットの声に過敏に反応することなく
考える材料となる情報を発信し続けてほしい

●「報道ステーション」のCMはある意味
わざと波風を立てたのだと思っていた
ところが あのCMは放映されなくなった
「報道ステーション」が その責任所在を明確にして
議論する場を作ったとばかり思っていたが
そうではなかったようで驚いた
この問題を避けるようになることが
最も危険なのではないか

佐藤アナウンサー

≪アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)について≫
●東京五輪組織委員会の
森喜朗 前会長の発言は 問題の所在が明らかなので 批判しやすい
しかし ジェンダー平等の社会を作っていく上で
より必要なのは/ 悪意のない 潜在的な意識から出る偏見を
どのように変えていくのかだ

●差別的言動やそのような取り扱いというのは
悪気がなく無意識のうちになされていることが少なくない
これは 男女平等の問題だけでなく
他の人種や民族の平等の問題も同じである
具体的な出来事を取り上げて
様々な視点から議論することが必要だ

森アナウンサー

ここまで「ジェンダー平等のためにテレビのできること」について
委員から頂いたご意見をお伝えしてきました。
引き続き、委員のご意見を紹介します。

≪ジェンダー平等のために必要なコンテンツ≫
●変わり始めている一般企業や一般家庭の情報を
より多く収集して番組にすることも意識改革につながる

●「ドラマ アニメなどで間接的に表現する」
「アナウンサー コメンテーターなどに女性や
トランスジェンダーの方を積極的に登用する」
「役員の女性比率を高める」以上が テレビができることだ

●社会の中で起きている具体的な出来事を取り上げ
番組のゲストやコメンテーターにも
多種多様な人材を起用するなどして 
視聴者に問題意識を投げかけ
継続的に議論していくことが必要だ

佐藤アナウンサー

≪テレビ局として姿勢・体制はどうあるべきか≫
●今現在のジェンダー差別の実態がどうなのか
その何が問題なのか
番組制作者のみならずテレビ局の全社員
全ての出演者も身につけておく必要がある

●知る限りで テレビ局が
「うちの局はこういう考え方です」と言ったケースはない
問題は ジェンダーよりも責任を取る人の不在にある
そのくらいデリケートな問題にしてしまったのも
メディアだ

●テレビには多少乱暴であっても
問題提起を続けてほしい
恐れずにやり続けていただきたい

●中立的な立場で 視聴者がジェンダー平等の在り方を
考えるための材料となる多様な情報を発信してほしい
賛否 あるいは異なる意見を偏りなく取り上げてほしい

●「平等」を考えることで 何も言えなくなったり
何もできなくなったりすることがある
この問題を口にするとき
曖昧な「平等」というものを論じるのではなく
「不平等から生じる不利益や不都合」をきちんと表して
一般論ではなく 個別具体的に語らなければならない
と感じている

「あなたとHTB」次回は、
9月に開催される 放送番組審議会における
委員のご意見を紹介いたします。
放送は10月になります。
それでは…(2人礼)

過去の放送より